インドGP中のルイス・ハミルトンとのアクシデントで、なぜ自分がペナルティを科されたのか理解できないとフェリペ・マッサは言う。そしてハミルトンに対し、悪意はないと語った。

2人は今シーズン6回も接触しており、シンガポールGPでは週末の間に2度も衝突、険悪な関係になっていた。グリッドペナルティを科され、スタートでも出遅れたハミルトンはマッサの後ろを走っており、24周目にオーバーテイクを試みた。マッサはストレートでハミルトンが並びかけていたのを見ていたが、ブレーキングでマクラーレンの鼻先に切り込み、2人は接触。

被害が大きかったのはフロントウイングを壊したハミルトンだった。一方マッサはドライブスルーペナルティを受け、その後別のアクシデントでサスペンションを壊し、リタイア。

「僕の見解では彼より僕の方が遅くブレーキングした。僕の方が前で、グリッピーなエリアにいた」とマッサはレース後メディアに語った。「ターンインを始めたら左側が彼にぶつかったんだ。つまり後ろにいた彼が僕の右リアにタッチした。正直、どうして僕がペナルティを受けるのか理解できない。まったく理解不能だよ」

繰り返されるコース上の事故がハミルトンとの確執に発展しているのかと問われ、マッサは答えた。「彼の方はそうかもね。全ての事故で向こうがぶつかってきてるんだから。僕は何も悪いことをしていない。並びかけたのは見たけど、彼は何をしていたの? 彼の場所は汚れているけど僕はクリーンな方、グリッピーな側にいた。僕は彼より遅くブレーキングして曲がり始めた。彼は後ろにいた。ドライバーが誰であっても、同じようにするよ。僕の方がグリッピーで有利(な側)だったんだから。これが違うコースでオーバーテイクを仕掛けられて、彼が僕より遅くブレーキングしたなら、なすすべはなかっただろう。でも今回の場合ブレーキングした時、僕が前にいたんだ。彼は背後から当たってきたんだよ。別に彼だからどうということじゃない。向こうが接触してきたんだ」

ダン・ウェルドンとマルコ・シモンチェリに黙祷を捧げた後、ハミルトンがマッサに腕を回している姿が目撃され、これが和解の行為と見られていた。しかし、マッサはそう感じなかったという。

「そんなそぶりは見せなかったよ」とマッサ。「彼は何もしようとしなかった。僕が話そうとしても彼は通り過ぎていった。僕の顔を見もしなかったよ。黙祷後に彼が僕の横にいて、”いいレースを”って言った。”いいレースを”、それだけ。会話でも何でもない」

しかし、マッサはハミルトンに対し個人的な恨みはないと主張する。

「はっきり言って、僕から言うことは何もない」とマッサ。「彼の行為がやりすぎだって思った時には、もう向こうは話す気がなかったみたい」

そしてさらに付け加えた。「僕は何の感情も抱いていないよ」

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