日本GP予選でトップ3に入ったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ジェンソン・バトン、ルイス・ハミルトン(共にマクラーレン)が記者会見に出席した。

Q: ルイスとジェンソンにうかがいます。今年のチャンピオンシップでセバスチャン(ベッテル)、およびレッドブルに対抗できなかったのは何が足りなかったからなのか、何か説明することはありますか?

ジェンソン・バトン: 説明? 彼が僕たちよりもいい仕事をして、レッドブルが僕たちよりもいい仕事をしたってこと。基本的にはね。それだけさ。

ルイス・ハミルトン: シーズンを通して今のようなマシンじゃなかった。もし(今のマシンが)あればもう少し戦えたと思う。

Q: 今シーズン、予選はあまりスペクタクルなものではなくなっています。それは全員が認めるところだと思いますが、2012年シーズンから(予選Q3に進出した)10名すべてのドライバーに走行するチャンスがあるよう、エキストラタイヤの使用が認められることとについてどのようなご意見をお持ちでしょうか。スペクタクルが減少しています。

バトン: そう?

Q: 前回の週末は3人が走らず、今週末は4人がタイムなしです。走行する人数は一年を通して減っています。

バトン: それはそれぞれの立ち位置によるんじゃないかな。ポールを争っていて、今回みたいに接戦ならスペクタクルはものすごいと思うよ。2つの異なるマシンやエンジン、そして2人のドライバーが接戦の予選でポールを争うのは目玉になるはず。それは素晴らしいと思うし、僕はエキサイティングだと思う。

Q: ですが、タイヤはいかがですか? 来年は予選専用タイヤなど、配分が増えることはどう思われますか?

バトン: うーん、そうなるんじゃなかったっけ?

セバスチャン・ベッテル: たとえタイヤが増えたとしても・・・何が言いたいの? レースで使えるなら、タイヤが増えたところでタイヤのデグラデーションが高ければその状況にはなるだろうし、タイヤのセット数は関係ないんじゃ・・・。

Q: 予選だけ(のタイヤ)です。あるいはQ3専用でも・・・。

ベッテル: うん、確かに・・・見てないから分からないけど、2回のアタックをしなかったり、まったく走らなかったりしたマシンがいたと思う。彼らはQ2に進出するため、そしてQ3に進むためにすでにタイヤを使っているんだ。僕たちは少し違う。幸い、僕たちのマシンは十分に優れているから、特に最初の予選セッションはハードタイヤでも十分突破できる。異なるタイプのタイヤが必要だとは思わない。レースではそれなりのストップ回数があるはずだ。

Q: ルイス、マーク(ウェバー/レッドブル)とマイケル(シューマッハ/メルセデスGP)との間に起きたことについて軽くお話いただきましたが、何があったのか詳しく聞かせていただけませんか?

ハミルトン: 正直、言いたくない。テレビで見れば分かると思う。僕もリプレイ映像を確認しないといけないけど、ジェンソンが僕の前にいた。彼は前とのギャップを開くためにスローダウンして、僕は最終コーナーに来たところで自分と彼のギャップを確保しようとしていた。それほどギャップは大きくなくて、シケインに入るときにチラッとミラーを見たらマークが僕のインサイドに向かって走ってくるのが見えて、その後は・・・マイケルのことは見えてなかったんだけど、マークにはスペースを与えたんだ。マイケルは僕の左側に危うくクラッシュしかけていたから・・・本当に危険だった。

Q: セバスチャン、あなたは英語とドイツ語の公式Webサイトをお持ちですが、今回のグランプリでは英語版に日本語に翻訳されたものが掲載されていますね。日本GPで日本のファンに向けて今回の特別バージョンにしようと決められたのはいつですか? 今日は日本のファンに向けて日記の最初に何と書かれるのでしょうか?

ベッテル: そうだね、答えは簡単さ。彼ら(マクラーレン勢)のレーシングスーツや僕のヘルメットなんか見てもらえれば分かるはず。僕たちにできることはそんなに多くないけれど、今回のように、もし少しでもあるのなら、何かお返しをしたり、支援をしたりする構えがある。ここに来てくれるファンは、彼らの情熱は並外れている。今朝のフリー走行前には、グランドスタンドを撮影するカメラに、僕たちのマシンにあるロールフープ(ロールバー)のようなものを頭につけた3人が映っていたのを見た。日本や日本のファンの何が特別かって、いつも違うこと。僕たちのほとんどはそういうのが好きだと思うし、今年の初めに起きたことは悲惨だったけれど、さっきも言ったように少しでもお返ししようとしている。僕たちがいいショーを見せることができれば・・・今日はジェンソンと僕の大接戦だったからね。僕たちにとっては少なくとも、もしかすると全員じゃないかもしれないけど、いい予選セッションだったと思うし、僕たちがエンターテインメントをお返しできれば皆の顔に笑顔が戻るかもしれないと思っている。そういうシンプルな答えさ。

Q: ジェンソン、記者会見ではセブ(ベッテル)がポールポジションを取って中央に座るのが恒例になりつつありますが、あなたはショックを受けているように見えます。今季初のポールを獲得する日になると思われていたのですか?

バトン: すでに結果が決まっていると思いながら予選に挑むなんて絶対にしちゃいけないし、それに、フリー走行では何が起きるか分からない。フリー走行ではいい仕事ができたと思っているけど、他の人がどれだけの燃料を積んで走っているのか、エンジンモードはどうかとか、いろんなことが分からないんだ。浮かれ過ぎちゃいけない。でも、うん、予選には自信を持って挑んだ。少なくともポールを争えると思っていたし、それは実際にそうなったけど、手に入れられなかっただけ。

Q: ルイス、どうして最後のところで逃してしまったのか教えていただけますか? 接戦だったからですか?

ハミルトン: さっき説明したけど・・・見たらいいじゃん。もう一度説明する必要が見いだせない。

バトン: 彼(質問者)は遅れて来たんだよ。

Q: ジェンソンとルイスにうかがいます。かなりの高速を誇るセバスチャンをオーバーテイクするのは難しいと思いますか? 彼は130RでDRSを使えますが、他のサーキットとは違って非常に高いトップスピードを持っているのですか?

バトン: 特に大きな違いがあるとは思わないし、うん、僕たちの役には立っていないけれど、僕たちにはDRSがある。それは大きなアドバンテージだ。彼らにはDRSがなくても高いトップスピードがあるけれど、もちろん、DRSがあれば僕たちは彼らのトップスピードよりパワフルになる。もし僕たちが十分近づいて速さがあればオーバーテイクは可能だ。僕はそう思っている。皆がレースに興奮しているはずだ。タイヤのことがあるから僕たち全員にとってタフなレースになるだろうけど、僕たちはベストを尽くすし、トップスピードが大きな問題になるとは思わない。

Q: セブ、2連覇達成前の最後の夜になると思いますか? その気配ですが、あなたは・・・。

ベッテル: 僕はそんな風に考えていない。いつも通りに目覚めて、明日いいレースができればそれで満足。そうなることを楽しみにしている。僕たちはポールポジションからスタートするから皆が考えるような何かを僕たちが明日のレースで達成するしないにかかわらず、僕たちは自分たちのベストを尽くして、確実に成し遂げられるようにする必要がある。あなたがおっしゃったようなことに集中しているわけじゃない。いつも通り(すべてを)やれるように、ある意味でエキサイティングになるように、アグレッシブに、いいレースをすることに集中しようとしている。常に最高の位置で、あるいは自分たちにできる一番高い位置でフィニッシュできるようにしないといけないし、そうしようとしているんだ。だから僕は楽しみにしている。

Q: ジェンソン、3回のフリー走行はトップでしたし、ポールポジションにかなり近づきました。フリー走行の状況から、明日はセバスチャンよりも速く走れると思いますか?

バトン: フリー走行の一発の速さはかなり良かったように思うけど、ロングランだと彼らより1.5秒くらい遅かった。彼らの燃料搭載量が僕たちとは違っているかもしれないし、そうだね、僕たちが200kgくらい積んでいたとしたらいいんだけど、そうじゃなきゃ大問題。彼らが僕たちより少ない燃料を積んで走っていたんだと願いたいけど、昨日の搭載量にかかわらず、このタイヤだと一貫性を保つのがかなり難しい。特に柔らかい方のタイヤは。明日はタフなレースになりそうだ。ピットストップの回数がどれくらいになるのか、現時点では何もアイデアがないけれど、1回以上なのは絶対だし、もしかすると2回以上と言ってもいいかもしれないから、3回あるいは4回のピットストップを考えながら作業することになると思う。どういう展開になるのか興味深いね。うちのピットクルーが強いことを願う。僕はそう信じているし、ここ数戦はそうだったから、明日は昨日よりもタイヤがうまくいくことを願っている。

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