中国・上海市の地下鉄で起きた追突事故の負傷者は、日本人2人を含む271人にのぼった。事故のあった地下鉄は、7月に浙江省で追突事故を起こした高速鉄道と同じ会社の信号システムを採用しており、相次ぐ安全管理体制の不備に批判が高まるとみられる。
事故で負傷した人は「止まったり動いたりを繰り返したあと、ドンという音がしてぶつかった。とても強い衝撃で、人もものもすべて倒れた」と話した。
27日午後、上海市中心部を走る地下鉄10号線の豫園駅と老西門駅の間で列車同士が衝突し、271人が負傷した。
このうち2人は日本人の男性と女性で、いずれも軽傷。
この路線では、事故の40分前に別の駅で信号システムの故障があり、手動による信号操作に切り替えて減速運転を行っていた。
信号システムは、7月に浙江省で追突事故を起こした高速鉄道のシステムと同じ会社のものだったという。
上海市当局は記者会見で、事故原因を徹底調査すると強調したが、事故から4時間余りで運行を再開したことについては、「安全を確保できたため」と説明している。

広告