講談社は25日、京極夏彦さんの新刊小説「ルー=ガルー2」を単行本、ノベルス版、文庫版、電子書籍の4形態で10月、同時発売すると発表した。

また、宮部みゆきさんの小説「おまえさん」も9月22日に同社から単行本、文庫が同時発売されることが分かった。文芸書の売れ行きが鈍る中、まず単行本を発売し、3年前後で文庫化するという、出版界の慣例を破る試みだ。

京極さんは「文庫が単行本の廉価版、軽装版だと考えるのは送り手側の幻想。特性を生かせば、それぞれを求めるユーザーの元に届くはず」と語る。「ルー=ガルー2」は単行本3200円、ノベルス版1400円、文庫版上・下各700円、電子書籍1400円(いずれも予価、電子のみ税込み)。新書サイズのノベルス版と文庫、電子書籍はほぼ同価格となる。

宮部さんの「おまえさん」は累計260万部に達する「ぼんくら」「日暮らし」に続くシリーズ第3弾。予定より3年遅れの刊行で、宮部さんは「本来なら、もう文庫が出ている頃。文庫の読者をさらに3年お待たせするのは申し訳ない」と同時刊行を決めた。

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