中国国営の新華社通信によりますと、デモは大連中心部の市庁舎前で14日午前に始まり、午後になると参加者は若者を中心に1万人以上に膨れ上がりました。動員された警官隊数百人とにらみ合いが続き、騒然となりました。

大連では先週の台風で堤防が決壊し、海に面した化学工場が被災して有毒物質が漏れ出す恐れがあったため、周辺住民が避難を余儀なくされ、これに対する抗議がデモに発展したものです。

デモを受けて、大連市のトップである共産党大連市委員会書記は現場に姿を見せ、化学工場の即時操業停止と撤去を命じる異例の事態となりました。

「大連市中心部の一角です。警察車両がたくさん止まっています」(記者)

日付が変わり、デモはいったん収束しましたが、大連市内では警戒する警察車両が目に付きます。今回のデモが今後、ほかの都市に波及する可能性もあるため、中国当局にとってはまた新たな難問となりそうです。

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