中国遼寧省の大連港で改修が進められていた旧ソ連製空母「ワリャーグ」(約6万7000トン)が10日朝、造船所を出て、初めての試験航行を開始した。中古ながら中国にとって第1号の空母で、東アジア唯一の空母保有国となる。共産党政権は「空母の夢」実現をアピールし、高速鉄道事故で傷ついた国家の威信を回復したい考えだ。
中国国防省は、試験航行が長時間ではなく、その後、帰港して改修や試験が続けられると発表。遼寧海事局は10日未明から14日午後6時まで、大連沖での航海試験を理由に、他の船舶の進入を禁止する航行警報を出した。
ワリャーグは国内のインターネット上でも関心を集め、6月下旬に完工が伝えられていた。そうした中、同省が7月末、訓練や科学研究に利用する目的で旧式空母を改造していると空母の運用を公表。中国軍の透明性アップに向けた動きとして米国防総省の評価を受けた。

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