米航空機メーカーのボーイングが全日空(ANA)の協力を得て開発している新世代旅客機、ボーイング787「ドリームライナー」の量産型機が完成し6日、米シアトルの同社エバレット工場で関係者に公開された。

787は炭素繊維などの新素材や最新のコンピューター技術などを活用することで、従来型より燃費を2割向上させている。開発段階からANAが関わり、航空会社の立場からアドバイスしたほか、主翼部分を三菱重工が担当するなど、機体の35%に日本製の部品が使用されている。

7月に日本へ飛来したテスト機はANAの通常塗装だったが、量産型の初号と2号は世界初導入を記念し、胴体前方に大きく787と記し、後方には藍色の地に白の3本の線を交差させてANAのブランドコンセプトを表現した特別塗装機となる。今秋に成田から香港へのチャーターフライトで就航後、成田発着の遊覧フライトも予定されている。

ANAの森本光雄副社長は787の導入予定について「成田-香港が私たちにとって初の営業路線就航となる。国内は羽田-岡山と羽田-広島を同時に就航させ、その後は787の長距離航続能力を生かして米国東海岸への国際線にも就航させたいと考えている。国際線就航が先となるのは、機体納入が国際線用のものが先になったためで、国際線・国内線の別なく、多くの路線に就航させる予定にしている」と話していた。

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