米連邦政府の債務上限引き上げ問題で、米上院は2日(日本時間3日未明)、債務上限の引き上げと財政再建策に関する法案の採決を行い、74対26の賛成多数で可決した。

すでに下院は可決しており、オバマ大統領が同日、署名して法律が成立した。

米国のデフォルト(債務不履行)危機は回避された。

米連邦政府の総債務残高は、5月半ばに法律で定めた上限(14兆2940億ドル)に達し、年金基金などから資金を流用していた。8月2日に資金不足となり、米史上初のデフォルトに陥るとの懸念が出ていた。

法律によると、米政府は10年間で2・4兆ドル(約185兆円)の財政赤字削減策と、同規模の債務上限引き上げを2段階で行う。第1段階では9170億ドル分の赤字削減策を実行。第2段階で議会に超党派の委員会を設置。社会保障制度や税制の改革などの追加財政再建策を年末までにまとめる。内容が不十分な場合は、自動的に歳出削減策を発動する仕組みも導入する。

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