中国で初めて開催された本格的な国際博覧会、上海万博が31日、184日間の会期を終えて閉幕した。期間中の累計入場者数は万博史上最多の7300万人に達した。同日のフォーラムで温家宝首相は「多くの万博新記録をつくり、世界の博覧会史上に輝かしい一ページをしるした」と同万博の成功を内外に誇示した。
 「より良い都市、より良い生活」をテーマにした上海万博には、史上最多の246の国・国際機関が参加。累計入場者は10月16日に1970年の大阪万博(約6422万人)を抜き、24日には目標に掲げていた7000万人を突破した。
 温首相は演説の中で「万博の成功は改革開放政策を進める中国の自信と決意をさらに強固にした。中国は平和発展と開放を両立させる道を歩み、世界各国と連携を深める」と、国際協調姿勢もアピールした。
 フォーラムには国連の潘基文事務総長のほか、日本からも民主党の細野豪志前幹事長代理、大阪府の橋下徹知事らが出席。都市の持続可能な発展に向け、環境にやさしく格差のない「調和の取れた都市」の建設を目指すことなどを盛り込んだ「上海宣言」を採択した。
 31日夜の閉幕式では、博覧会国際事務局(BIE)の旗が、2015年のミラノ万博(イタリア)の関係者に引き継がれた。

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