批評家たちに反論する必要がなくなった今年、ジェンソン・バトンはプレッシャーのない状況でドライビングを楽しんでいるという。

2000年にウィリアムズで華々しいデビューを飾って以来、バトンは実りのないシーズンを重ねることになった。だが2009年に素晴らしい形でドライバーズタイトルを勝ち取った今、双肩にのしかかっていた重荷から解き放たれたと語った。2008年のワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトンに挑むという厳しい挑戦でさえも、自分のペースで取り組むことができるとバトンは言う。

「僕は世界チャンピオンになった。掲げていたゴールを達成したんだよ」と7日(金)のフリー走行終了後バルセロナで、バトンは『Reuters(ロイター通信)』に語った。「もしも今キャリアを終えたら、とても幸せな終わり方ができるよね。素晴らしい物語を伝えられるし、マントルピースに置かれたトロフィーを見て、"僕はF1でワールドチャンピオンになったんだよ――同じことをした人が世界に何人いると思う?"って自慢できる」

再びドライバーズランキングのトップに立っているバトンはこの日、カタロニア・サーキットのアベニュー・オブ・チャンピオンズに自身の名前が入った碑を埋め込んだ。そして、2度目のタイトル獲得に向けた炎がまだ燃え盛っていると述べた。

「今シーズンはさらに結果を残したい――チャンピオンシップに挑戦するつもりだよ。目標は一度達成しているからプレッシャーはない。自分でプレッシャーをかけるようなことはしないし、人間としてもドライバーとしてもすごくリラックスできるようになった」

「それによって考える時間や、自分を人として、ドライバーとして高めようと努力する時間が生まれた。そういう意味で今の僕はこれ以上ないほどいいポジションに立っている。自分の気持ちを理解しているし、正しい判断ができる。自分の在り方やドライブについてはとても厳しい目で見ているし、チームへの対応の仕方や人間性にも気を遣っている」

初日のセッションでバトンは午前中のフリー走行でハミルトンに次ぐ2番手、午後は9番手に後退したものの、2日目の予選では5番グリッドを獲得した。

カタロニア・サーキットのアベニュー・オブ・チャンピオンズに名前を刻んだバトン
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