新たな"アリーナサーキット"設置を進めるシルバーストーンサーキットについて、デイモン・ヒルは、資金不足が"妥協を強いる"改修を招いたと述べている。

760m延長された新コースは、4つの新コーナーを歴史的なサーキットに追加することになり、主催者側はファンのためのショー改善を願っている。だが、サーキットの所有者であるブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)会長を務めるヒルは、500万ユーロ(約6億円)を掛けたコース延長にそれほど感銘を受けていないようだ。

「私にファンタスティック! と言わせたいのなら、残念ながらそれはできない」とヒルはイギリス紙『Daily Mail(デイリー・メール)』に語った。

「決して最善の施設を提供することになるとは思っていない。スポーツの運営には入るものより出ていくものの方が多い。そのためにわれわれは相当の倹約を強いられている。生き残るために1ペニーも無駄にできないんだ」

「ドライバーが好むのは速く、エキサイティングなコーナーだ。もちろん、ファンもね。スポーツの挑戦を発展させないなんて論理に反する。結局、やりたくないことをやらなければならないんだ。非常にフラストレーションを感じるよ。私の頭の中には完璧な夢のコースが描かれているのに、それを建設することはできないんだ」

シルバーストーンはおよそ3億ユーロ(約368億円)で次の17年間のイギリスGP開催契約をバーニー・エクレストンと結んでいる。2011年までには、クラブコーナーとアビーの間のストレートにピットとパドック施設を移設する計画を推し進めている。

新"アリーナサーキット"が現在建設中だ
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