19日(金)に行われたヘレステスト3日目は快晴に恵まれたものの、セッション終了後には再び降雨に見舞われた。6回の赤旗中断があったものの、ほとんどのドライバーたちはテストプログラムを予定どおりに進行できたようだ。

【フォース・インディア】

エイドリアン・スーティル

「今日は今回のテストで初めてドライ状態でドライブでき、かなりうまくいったよ。午前にはショートランを何回か行い、セットアップ作業に取り組んだ。午後にはロングランに移行して新しいタイヤの情報を得ようとしたんだ。最終的にはもっと走れたほうがよかったけど、残念ながら赤旗が提示されてしまって望んでいた周回数を走破できなかった。現時点では、タイヤをうまく扱うのは極めて難しいね。ソフトコンパウンドは、路面温度が低い場合にすぐグレイニングを発生してしまうんだ。ミディアムのほうが少し時間はかかるけど、10周から12周も走ればグレイニングが出てしまう。今のところはこの現象を避けることはできないみたいだけど、高温になればうまく扱えることになると考えているから、心配していない。レースになればわかるさ」

ドミニク・ハーロウ(チーフレース&テストエンジニア)

「昨晩は劇的とも言える雨があったが、今日のヘレスはより良い1日になった。エイドリアンは重量配分の確認を行い、セッション中にセットアップを設定した。今日のドライコンディションでの走行により、マシンと2010年用タイヤについて興味深いことを学べたよ。たくさんの赤旗中断によって制限されてしまったけどね」

【ロータス】

マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「いい1日になったし、初めてドライで走れたということが最高だ。午前中にはクラッチセンサーに小さな問題が生じたものの、路面が乾くことを待っていたわれわれにはうまく適していたと思う。ロングランに集中して2種類のタイヤに関する作業を行ったが、これらは以前に行ったことがないにも関わらず、全体的にはいい成果だった」

【メルセデスGP】

ミハエル・シューマッハ

「今日は今週のヘレステストで僕が参加する最後の日だったけど、ドライ路面で安定した走行ができたことは素晴らしいね。スケジュールどおりのプログラムを進行したけど、まだまだやるべきことが山積みということは理解しているよ。プレシーズン最後となる来週のバルセロナテストは重要になるだろうし、マシンパフォーマンスに関する情報をさらに得ることができそうだ」

【レッドブル】

マーク・ウェバー

「信頼性の面ではいい状態を発揮できたけど、パフォーマンスに関してはまだやるべきことがある。(トップタイムを刻んだとはいえ)ライバルチームが何をやっているかなどわからないからだ。現時点では開幕戦を戦ううえでいいポジションにいる。しかし、ライバルチームもバーレーンGPまでに開発を予定していることは疑いようもないわけだから、まだまだ道のりは長いだろう。われわれは必要な作業を行い、マシンに対する理解を深めようとしているところだ」

イアン・モーガン(レースエンジニアリング責任者)

「ついにドライコンディションで走行することができ、ドライタイヤで順当な走行を終えることができたのはよかった。これまでにこのマシンでこういった走行はほとんどできなかったのだから。今日、115周走れたこともかなりいい。かなり期待できる内容だ」

【ルノー】

ロバート・クビサ

「午前中の路面はダンプ状態だったため、僕たちはすべてをチェックするためにインストレーションラップのみ行い、路面が乾くのを待った。かなり風が強かったからマシンには大きな影響があったけど、かなり多くのことをテストできたよ。今日はすごく満足している」

アラン・パーメイン(チーフエンジニア)

「ついに天候が回復し、われわれは生産的な作業を完了できた。ロバートと共に有益なセットアップ作業を行うことができ、いい方向付けが得られただろう。さらに基礎的な作業と重いマシンを使ってのピットストップ練習も行った。またロバートは異なった種類のドライタイヤで走行を行って比較し、有益な結果が得られている」

【ザウバー】

小林可夢偉

「完ぺきな1日ではありませんでしたが、技術的な問題が生じるのは、開幕戦よりも今のほうがいいですね。数周しか走れなかったのですが、明日の作業に向けていくつかのことを学ぶこともできました」

トーマス・ハンシッカー(テストエンジニア)

「今日のコンディションは良かったが、残念ながらそれを最大限に生かすことができなかった。われわれは給油システムの問題によって多くの時間を失ったのだ。それでも、明日の天気予報も悪くはない。今回のテストにおいて予定していた主な作業を完了することができるだろう」

【ウィリアムズ】

サム・マイケル(テクニカルディレクター)

「ついにドライになった。ニコ(ヒュルケンベルグ)は午前中のほとんどをレースチームとのピットストップ練習に割き、午後にはレースシミュレーションを実施した。その後はロングランとセットアップ作業を行っている。ニコがコース上でストップしなければいけなかった問題の原因は、ハイドロリック系系統だ。しかし、その部分はかなりの距離を走行していた。ニコは今晩、セットアップ作業を行うことになるだろう。ヘレスでの最後のテストとなる明日も、彼が作業を継続する」

ドライコンディションが楽しめたテスト3日目
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