2010年のイギリスGPでサーキットの新セクション使用にゴーサインが出された。

"アリーナコンプレックス"はそもそもMotoGP用に設計されたものだが、ドニントンからイギリスGP開催権を取り戻したシルバーストーンは、すぐにFIAとフォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)に対し、新設部分の使用申請を行った。11日(木)、FOMは主催者側が観客増員とレースの改善を期待しているこの新パートの使用を認めた。

「"アリーナコンプレックス"は元々、2輪と4輪の両方を念頭に置いて設計されている」とシルバーストーンのマネジングディレクター、リチャード・フィリップスは語った。「われわれは非常に慎重に、ドライバー、ライダーたちと話し合いながらシルバーストーンの改善と強化に取り組んできた――ドライバー、ライダー、そして観客の視点からだ」

新しいF1サーキットは高速コースの大部分をそのまま残すが、アビーシケイン、ブリッジコーナーと左ターンのプライオリーは除外される。ただし、コース自体は代替レイアウト用に保存されるという。代わりにドライバーたちはアビーで右に曲がり、90度の右コーナー、2つの左ターンを通って現存するナショナルサーキット、そして旧F1サーキットへとつながるルートを通る。レイアウトの延長によって、F1のラップタイムは4秒ほど増える計算だ。

「現代F1マシンがブリッジを加速していく姿が見られなくなることを惜しむ者もいるだろう。だが、われわれは時代とともに進まねばならず、常に進歩していかなければならない」とフィリップスは述べた。「新レイアウトはシルバーストーンを新たな次元に導き、ドライバーには新たなチャレンジを、ファンにはより近くでアクションを経験するチャンスをもたらす」

500万ユーロ(約6億円)を投じた"アリーナサーキット"拡張は大規模な再開発計画のスタートに過ぎない。2011年末までには、ピットとパドックエリアがクラブコーナーに続くストレートに移設される予定だ。過去、シルバーストーンは何度も改修を経てきており、1991年にはラップ終盤にコンプレックスが追加されている。

新しい"アリーナコンプレックス"によって全長が760m延びることになる
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