バレンシアテスト最終日となった3日(水)、周囲の道路はテスト観戦に訪れた観客の車によって大渋滞に見舞われた。

リカルド・トルモ・サーキットに詰めかけたのは約3万人から5万人にも上るとみられており、大部分がフェルナンド・アロンソのフェラーリデビューを目的としていた。そのアロンソがフェラーリF10に乗って初めてコースインする際も、ガレージには貴重な瞬間を撮影しようと意気込むフォトグラファーが大挙して詰めかけて混乱状態に。それでも、午前中に行われた2時間ほどのセッションを終えたとき、タイムシートの最上段にはアロンソの名前が刻まれていた。

一方、ザウバーもこの日はスペイン人ドライバーを起用。しかしペドロ・デ・ラ・ロサはニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)とホイールを接触させ、コース上でストップするシーンがあった。ヒュルケンベルグは今回のテストで初めてFW32を走らせている。

デ・ラ・ロサのトラブルによってセッションは赤旗中断となり、ザウバーのマシンにはわずかなダメージがあった。一方、マクラーレンでのデビューとなったジェンソン・バトンはセッション開始前にMP4-25のタイヤに陣取り、フォトグラファーに撮影の時間を与えていた。

この日はハイメ・アルグエルスアリもトロ・ロッソのマシンを初ドライブした。また、ミハエル・シューマッハも1日を通じてMGP W01を駆るのは初めてだったが、この日はカーボン地むき出しとなったシューベルト製のプロトタイプ・ヘルメットもテスト。以前のバージョンである赤いカラーリングが施されたヘルメットと使い比べていた。ルノーのセカンドドライバーとなったヴィタリー・ペトロフも、新車R30に初めて搭乗していた。

英雄アロンソを応援するスペインのファン
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