FIA会長のジャン・トッドは、2010年、F1チームはペナルティ無しで3戦を欠場することが可能だというバーニー・エクレストンの考えを認めた。

来月の開幕戦バーレーンでの始動が困難と推測されるUSF1とカンポスについて、エクレストンは必要とあらばチームが序盤戦をスキップすることも可能だと述べていた。これまでの例では、レースを欠場したチームには重い罰金や追放処分が科されていたが、2010年に関しては欠場を認める規定が設けられているという。

「最近の世界モータースポーツ評議会において、継続的でなくても、チームには選手権で3戦を欠場する権利が与えられた」とトッドはイタリア紙『La Gazzetta dello Sport(ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト)』に語った。

またエクレストンは承認チームから脱落者が現れた場合に、ステファンGPを真っ先にエントリーさせるよう強く働きかけている。だが、これに対してトッドは新規エントリーについて、次のように立場を明確にした。「たとえ、選手権からチームが脱落したとしても、新チームの加入は自動的には行われない。資格があるかどうかを判断するのは、あくまでもFIAだ」

さらにトッドは、FIA会長の座を1期限りで退く考えを明らかにし、前任者マックス・モズレーのように16年間も居座るつもりはないと述べている。任期中は、F1をヨーロッパから締め出すことにつながるバジェットキャップではなく、レギュレーション改訂によって、コスト削減を継続させたい考えを語った。

「私はバジェットキャップには反対だ。例えば中国などでは、同じ資金額を使って他の国よりも多くのことができることになってしまう」とトッド。「節約はルールを通して行うべきだ。例を挙げるなら、年間で1つの空力パッケージを使う等だ。モナコでグリップに問題が生じる? いいじゃないか、ドライバーのスキルを見極めることができる。未来は新たなテクノロジーと結びついている。高価だからという理由だけで、KERSを放棄するなどもってのほかだ。チームは、手頃なシステムにする方法を考え出すべきだ」

またトッドは、フラビオ・ブリアトーレがFIAの処分を覆したルールの抜け穴を改善する意向を口にしている。

ステファンGPのエントリーはFIA次第と強調したトッド
広告