今週行われたバレンシアテストでフェラーリが全3日間、タイムシートのトップを独占し続けたが、フェルナンド・アロンソは彼らの優位性を否定した。

最初の2日間、フェリペ・マッサがセットアップした新車F10をアロンソが初めてドライブしたのは3日(水)のこと。彼はすぐに速さを見せると、テスト終了時までに週のファステストタイムをマークした。

だが、『Autosport(オートスポーツ)』から、今年のチャンピオン候補はフェラーリかと尋ねられたアロンソは、こう述べた。「いや、そうは思わない。まだ初日だし、少なくとも僕にとっては完全にマシンになじむことの方が優先だった。まだたくさんの発見があるだろうし、学ぶべきことも多い」

「僕らが3日間ともトップタイムだったとすれば、それは燃料等に関係しているんじゃないかな。あるいは、本当にコンペティティブなのかもしれないけどね。でも、コンペティティブである前に、まずはたくさんラップを走ってマシンが強く、全レースでフィニッシュできることを確かめなければならない。本当に強いクルマでなければいけないんだ。バルセロナや最終テストのヘレスまで、パフォーマンスのことは考えないつもりだ」

2009年、ルノーで精彩を欠いたシーズンを過ごしたアロンソは、第一印象についても慎重だった。

「最初の印象はいつだっていいんだ。去年もすごく良かったのに、Q3にろくに進めなかった。だから、相当用心深くなっているよ。クルマはとても乗りやすく、いい初日だった。フェリペが2日間走って情報を提供してくれたおかげだ」

一方、ルノーでアロンソの後任を務めるロバート・クビサは、比較的前向きで、まだタイムはあてにならないと語った。鮮烈なイエローとブラックが目を引くR30は、失敗作と言われたチームの2009年マシンに酷似しているが、クビサは似ているのは外見だけだと語り、今年のマシンはコンペティティブだと述べた。

「前のクルマに似てるかもしれないけど、新車だよ」とクビサは『Auto Motor und Sport(アウトモートア・ウント・シュポルト)』に話した。「ほかのチームよりマシンが短いからかな。フルタンクでは速いし、フェラーリと比べてもそれほど引けを取らないはずだ」

クビサによると、今週もっとも印象深かったのはマクラーレンの新車だったという。

「マクラーレンが気になったね」とクビサ。「彼らのリアの空力ソリューションはとても興味深いと思ったよ」

テストのタイムは参考にならないとアロンソは言う
広告