31日(日)に2010年シーズンに向けて新車R30をお披露目したルノーはロバート・クビサのチームメイトにヴィタリー・ペトロフを起用することを発表した。

25歳のペトロフは大規模な個人スポンサーを持ち込んだと見られているが、彼の速さも見落とすべきではない。2009年にGP2に参戦したペトロフは、同シリーズを制してウィリアムズのレースドライバーに就任したニコ・ヒュルケンベルグに次ぐ2位でシーズンを終えている。

チーム代表のエリック・ブーリエは「今日はヴィタリー(ペトロフ)にとってとても特別な日。われわれは彼を歓迎する」とコメント。

「ルーキーとして、確かに今シーズンはたくさんのことを学ぶだろうが、昨年のGP2における彼のパフォーマンスは突出しており、彼がF1に昇格するに十分だということを証明している。ロバート(クビサ)と共に過ごすことから、ヴィタリーにはお手本がいるわけだし、私は彼がそのキャリアを通して示してきた有望さを発揮してくれるものを思っている」

F1デビューのチャンスを得たペトロフはこう語る。

「これは僕にとって最高のチャンスだし、今シーズン、チームと一緒に働くことを本当に楽しみにしている。ずっとF1でレースをすることが夢だったから、ルノーのようなトップチームでデビューできることに本当に興奮しているんだ。初レースは1カ月と少しだから、バーレーンに向けて完ぺきに準備を整えるため、この先数週間にわたってチームと一緒にできる限り時間を過ごせるようにしていきたい」

一方、リカルド・トルモ・サーキットで行われたR30の発表会にはクビサも出席。昨シーズン後半にタイトルスポンサーだった『ING』が離脱したことを受け、マシンのカラーリングは黒色と黄色に変更された。このカラーリングは1977年にチームが使用したものと似ている。

「われわれは最良の形で新シーズンを始められるよう冬を通して必死に働いてきた」と付け加えたブーリエ。

「R30は競争力があり、強力で信頼性のあるマシンに仕上がっているはずだ。シーズンを通してアグレッシブな開発戦略を採ることを選んだからね。今は初テストに臨むための準備も整い、マシンが思い通りのパフォーマンスを発揮してくれるかどうか、とても興奮している」

今年はルノーからタイトルを目指すことになったクビサは新車のドライブが待ち切れない様子で次のようにコメントした。

「チームは長い時間をかけて新車の開発に取り組んでいるし、僕たちが正しい方向に進んでいることは明白だ。今はこの勢いを維持するために冬季テストで精いっぱいがんばって、マシンの改良を続ける必要がある。僕たちのプライオリティはドライブしやすいマシンにしていくこと。新しい規約はセンシティブ過ぎないマシンに合っているようだからね。さまざまな状態でマシンが一貫性を保てるようにしていかなきゃいけないんだ」

さらに、テスト2日目にあたる2月2日(火)にドライブすると予想されているペトロフは「新車は最高のようだし、カラーリングはルノーのF1における偉大なる歴史を思い起こさせる。初ドライブが待ち切れないし、チームと仕事を始めるのが待ち遠しい」と語った。

また、ルノーはリザーブドライバーにジェローム・ダンブロジオとタン・ホー・ピン(董荷斌)を起用。両ドライバーは過去ブーリエが運営し、チームの現オーナーである『Genii Capital(ジェニー・キャピタル)』が所有する『Gravity Sport(グラビティ・スポーツ)』のマネジメントを受けている。加えて、チェコ出身のヤン・チャロウズもリザーブドライバーの一角を担うが、残念ながら発表会には参加できなかったとのこと。

ルノーは2月1日からスタートするバレンシアテストに参加、初日はクビサがステアリングを握る予定だ。

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