1日(月)の午前10時にスクーデリア・トロ・ロッソのセバスチャン・ブエミが新車STR5でリカルド・トルモ・サーキットのコースに入り、第1回プレシーズンテストがスタートした。トロ・ロッソは前日の深夜遅くまで新車の最終調整にあたっていた。

ブエミに続いてガレージを離れたのはフェリペ・マッサ(フェラーリ)で、ゲイリー・パフェット(マクラーレン)、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、ペドロ・デ・ラ・ロサ(BMWザウバー)が続いた。最初にタイムアタックを行ったのはマッサで、午前中のトップタイムとなる1分13秒088をもたたき出している。しかし、1日から始まった3日間のテストにおいては、シェイクダウン作業と燃料搭載量の関係からラップタイムはあまり参考にならないだろう。

今回のバレンシアテストに参加するのは7チーム。そのうち、テストドライバーを起用しているのはパフェットがステアリングを握っているマクラーレンのみだ。

BMWザウバーはデ・ラ・ロサ、ルノーはロバート・クビサ、ウィリアムズはバリチェロ、トロ・ロッソはブエミ、フェラーリはマッサが初日の作業を担当している。

一方、この日に新車MGP W01を発表したメルセデスGPは、ニコ・ロズベルグがシェイクダウン作業を担当。テスト開始前に新車をお披露目したが、コースインしたのはセッション開始から35分が経過してからだった。

午前中はどのマシンも初期動作の確認に力を注いでいたため、ショートランを行った後にピットインし、時間をかけて確認作業を行うシーンが多かった。

「今回の主な目標は、すべてのシステムをチェックすることだ」と語るのはBMWザウバーのテクニカルディレクターを務めるウィリー・ランプ。さらに「マシンの全体像をつかみたいと考えており、例えば今シーズンの主な注意点の1つとなる重量配分などを確認している。その後、得られた情報をマシンに戻すことになるため、次回のテストではセットアップ作業とその他さまざまな準備を行うことができるだろう」とも話していた。

最初にコースインしたブエミは、その後の2時間半でわずか5周しか走破しなかった。トロ・ロッソによると、新車には初期トラブルがあった模様だが、それらは予期していたという。

「若いチームはミスを犯すものだから、そういったミスは予想していた。そのため、われわれは早めにサーキットに来たのさ」と語るトロ・ロッソのテクニカルディレクター、ジョルジオ・アスカネッリ。また「可能な限り早くマシンをデビューさせようと努力した。そうすれば問題が発生してもそれに対応できるだろうからだ」とも説明している。

この日の天候は晴れ。気温は13℃ほどとなっている。

【バレンシア – 2009/02/01(午前)】

1. フェリペ・マッサ – フェラーリF10 – 1:13.088 – 32周
2. ペドロ・デ・ラ・ロサ – BMWザウバーC29 – 1:13.247 – 21周
3. ニコ・ロズベルグ – メルセデスGP MGP W01 – 1:13.543 – 30周
4. ゲイリー・パフェット – マクラーレン・メルセデスMP4-25 – 1:14.018 – 34周
5. ルーベンス・バリチェロ – ウィリアムズ・コスワースFW32 – 1:14.449 – 42周
6. ロバート・クビサ – ルノーR30 – 1:15:298 – 37周
7. セバスチャン・ブエミ – トロ・ロッソ・フェラーリSTR5 – 1:19.279 – 10周

まずは初日午前のトップタイムを刻んだマッサ
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