ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスは29日(金)、2010年型マシンであるMP4-25の発表会を行った。

発表会にはレースドライバーのジェンソン・バトンとルイス・ハミルトンが登場。またチーム代表のマーティン・ウィットマーシュ以下、ジョナサン・ニール、パディ・ロウなどのマネジメント陣も参加した。

バトンとハミルトンの手によってベールを脱いだMP4-25は、昨年型モデルのMP4-24から大きく変貌(へんぼう)を遂げた。フロントノーズは幅が広くなっており、ハイノーズを採用。サイドポンツーンの開口部はこれまでよりも上部に設けられ、形状は長方形となった。さらにエンジンカバーは昨年レッドブルが用いたのと同じく、リアウイングまでフィンが伸びている。カラーリングは昨年から大きく変わっていないが、ノーズにはカーナンバー1が光っている。

2009年はスタートから問題を抱えていたマクラーレン・メルセデスだが、シーズン中の開発が功を奏し、ハンガリーGPで勝利をマークするまでに改善することができた。当然ながら、今年はその成果を継続して残したいと考えているはずだ。

ウィットマーシュの説明によれば、マシンデザインは新しいダブルデッカーディフューザーの採用やレース中の給油禁止ルール、さらにブリヂストンが供給する新しいタイプの幅が細いフロントタイヤを考慮したようだ。過去2年間にワールドタイトルを手にしたバトンとハミルトンは、2月1日(月)から始まるバレンシアテストを前に、早くもポジティブな印象を抱いているという。

「かなり素晴らしいと言わざるを得ないね」と語るバトン。「マクラーレンはいつだっていいマシンを作ってくれるって思っていたんだ。風洞での作業を何度も見てきたけど、すべてがとてもポジティブだった。すでにシミュレーターはドライブしているけど、本当の意味での作業は数日後にテストを行うバレンシアでスタートする。」

MP4-25には高く持ち上げられた幅広ノーズ、リアウイングメインエレメントまで伸びたエンジンカバーフィンが与えられたため、昨年型モデルからは大きく変貌(へんぼう)を遂げている。ハミルトンは、大きなパフォーマンス面の改善があることを期待しているようだ。

「マシンは昨年と比べてすごく変わっているけど、この変化に僕のインプットがいくらか加えられていることをとても誇りに思っている。このマシンをコース上でドライブするのが待ちきれないし、ハンドリングも昨年から大きく変わっていると思う。こう願うのは、誰だって昨年のマシンをドライブしたいとは思わないはずだから」

テスト時間が短いことを認めるハミルトンだが、チームメイトのバトンとともに作業を行えば開幕戦バーレーンGPにいいマシンを持ちこめると考えているようだ。

「僕たちはそれぞれ7日間しかテストできないし、大型化された燃料タンクと細くなった(フロント)タイヤに慣れなければならない。重要なことは、チームにポジティブなフィードバックをすることさ。マシンに乗っている時間をできるだけ長くして、可能な限り走りたい。ドライビングの面で同じ方向性を見いだせればいいし、開幕戦でいいポジションにつけられるようになれば素晴らしいね」

MP4-24から大きく進化
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