3週目は上ブロックはISO400、絞りF3.5、シャッタースピード 1/200~1/320秒。下ブロックは全てISO200、絞りF3.2、シャッタースピード 1/160秒。また同社のクリップオンストロボ「SB-600」を使用している。レンズは上ブロック、下ブロックともに「Ai AF Nikkor 35mm F2」だ。下ブロックに関しては、頑張れば自然光で撮れなくはないものの、光の関係から場所や被写体の向きが限られることもあり、ストロボを使用している。

 下ブロックのストロボであるが、今回はカポックへ反射させるいつもの方法は使っていない。理由としては部屋が狭くカポックを設置し辛いのと、部屋の壁が白いのでその反射が使えるからだ。例えば撮影中のカットを見て頂くと分かると思うが、横位置の写真は天井バウンスだ。また下のシーツや床も白いので反射し下からも光を起こすことができる。ストロボを天井へ向けるか、もしくは四方のどこの壁に向けるかは、構図によってはじめに何パターンか撮って、一番イメージに近いのを選べばいい。

 「D2X」の頃から、レンズ向かって左少し下に「ファンクションボタン」がある。ここには、メニューにある16種類の機能から割当てることが可能だ。また、このファンクションボタンに割当てることができる機能の1つとして「プラスRAW記録」というのがある。通常はJPEGで撮影するが、これをセットすると、次の1枚のみRAW+JPEGで記録できる。この連載では常にRAW+JPEG(但しサイズは最小)で撮影しているものの、主にJPEGで撮影する人にとっては便利そうな機能だ。

 カメラ内部には、撮影用のイメージャーのほかに「1005分割RGBセンサー」も内蔵している。このセンサーから得られる情報を使って、AF(被写体追尾/判別)、自動露出、i-TTL-BL調光、オートホワイトバランスなど、オートxx機能の多くを受け持っている。数として1005分割で十分なのか、もっと多いほうがいいのか、技術的なことは不明であるが、今回の撮影でも、少なくともAFとストロボは、このセンサーのお世話になっている。また、掲載している写真はRAW現像なので、ホワイトバランスは後から調整しているものの、同時に記録しているJPEGを見る限り、同じカットなのにホワイトバランスが違うなどのバラツキも少なく、実際現像時にほとんど値は触っていない。

 もともとこの連載は、JPEGで撮っていたが、数年前からRAWに切り替えた。理由は、露出とホワイトバランス、そしてピクチャーコントロール(もしくはこれに相当するもの)が後から変え易いからだ。ただ、最近現像しているパターンを考えて見ると、触るパラメータのほとんどは露出とピクチャーコントロール。ホワイトバランスに関しては撮影時のものをそのまま使うか、同一シーンは同じホワイトバランスに統一するといった使い方になっている。当初は結構ホワイトバランスを触っていた記憶があるので、他社も含め、いろいろな技術向上によって、オートホワイトバランスの精度が上がってきたのだろう。

 余談になるが、先週、東京オートサロン2010へ行ってきた。会場内を歩いて驚いたのは、デジタル一眼レフカメラのライブビューを使って、車やコンパニオンを撮っている人が意外と多いことだった。もちろん手持ちだ。例えば前が見えないような混みあっている場所で、カメラを視線以上に持ち上げて撮る時にライブビューと言うのは分かるのだが、そうでないケースで、まるでコンパクトカメラで撮っているかのごとくライブビューが使われていた。「ブレないのかな?」、「動画撮ってるのかな?」と思うともに、「時代も変わったな!」と言うのが正直なところだ。

 伊藤えみちゃん、彼女のブログによると、この週末の1月24日(日)に撮影会があるようだ。天気も良さそうなので、興味のある人は是非遊びに行って欲しい。(つづく)

actress 伊藤えみブレイクアレッグ
photographer
西川和久
D300S
Ai AF Nikkor 35mm F2

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