今年のF1シート獲得を目指すGP2ドライバーのヴィタリー・ペトロフは、1,500万ユーロ(約19億円)の資金を提供する用意があるという。

昨年のGP2選手権では、ウィリアムズと契約を交わしたニコ・ヒュルケンベルクに次ぐ2位の成績を残しており、現在ルノーとカンポスと交渉中だといわれている。ドイツ紙『Bild(ビルド)』は、ペトロフの個人スポンサーには『Sberbank(ロシア連邦貯蓄銀行)』と世界最大の天然ガス会社『Gazprom(ガスプロム)』がついていると報じた。つまり、彼と契約したチームには1戦ごとに80万ユーロ(約1億円)のスポンサー料が入ることになる。

ミハエル・シューマッハのマネジャーで知られるウィリー・ウェバーがペトロフのマネジメントをしており、彼はF1においてペイドライバーは珍しくもなんともないと述べた。

「本当に稼いでいるのはトップドライバーのうちの6人か7人だ。残りはみんな、チームに資金を持ち込んでいる」とウェバーは言う。「そして、一度そうなったらキャリアを通してそうし続けることになるんだ。よっぽどの才能がない限りね」

ESPNF1のインタビューに対し、ルノー・チームのエリック・ブーリエ代表は、ペトロフと交渉するのは彼の資金だけが理由ではないと語った。

「私たちがペトロフと話すのは、彼が金をたくさん持っているからだと人は言うが、交渉中のドライバーの中で一番リッチなのは彼じゃない」とブーリエは述べた。「彼が2009年のGP2選手権で2位だということを忘れてはいけない。才能だけで十分にF1でのドライブを射止めることができるドライバーだ」

ペトロフと契約したチームには1,500万ユーロが転がり込むことに
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