Photo F1-Live.com

ここへ来て調子を上げているBスペックマシン

4.563kmの富士スピードウェイのコースで走り込みを行ったスパイカー・フェラーリは、エイドリアン・スーティルが1回目のフリー走行でファステストから1秒遅れのトップ10に入るなど、順調な走りを見せている。スーティルの午後のタイムは16番手だった。

このサーキットでF1マシンがうなりを上げたのは、実に30年ぶりのことだ。しかし、スパイカーの両ドライバーは、ジュニア・フォーミュラ時代にレースをした経験から、コースについての知識を持っている。このため、チームはセットアップの評価とタイヤ選択のために必要なメカニカルデータの収集に専念することができた。

自身の経験を最大限に生かしたスーティルは、午前中9番手のタイムをマークし、スパイカーにとって5月のモナコ以来となるトップ10入りを達成。山本左近の方は、午前中、エンジントラブルに見舞われてしまい、コース脇にマシンを止めてやや早めのセッション終了となった。自身2度目のホームグランプリを迎えた左近は17周を走行している。

スーティルは午後になるとロングランに集中し、ここでも16番手の好タイムをマーク。山本も日本人ドライバーの中で最速の21番手を確保している。

エイドリアン・スーティル
「ごく普通の1日だったよ。とてもいいコースだから、F1カーで走るのはすごく楽しい。午前中の方が感触は良かったけど、改善はまだこれからだね。硬めのタイヤがあまり良くなくて、温度を保てないし、コースコンディションにも合わないみたいなんだ。柔らかめのタイヤはそれより少し良くて、どちらのセッションも、このコンパウンドで自己ベストを出した。どのチームもいいセットアップを見つけなければならないだろうけど、僕らもあとコンマ5秒ぐらいは詰められると思う」

山本左近
「今日は僕の“ホーム”グランプリ初日でした。午前中はエンジントラブルがあって、止まらなくてはならなかったのが残念です。最初の走行だったので、できるだけ距離を稼ぎたいと思っていました。でも、午後は予定通りに行ったので、良かったと思います。明日に向けていいデータを集めることができました」

マイク・ガスコイン(チーフ・テクニカル・オフィサー)
「両マシンとも成果を挙げることができた一日だった。左近はエンジントラブルのため、午前中に少々タイムロスしてしまったが、それ以外に大きな問題はなかった。ここへ持ち込んだ新しい空力パーツが良かったようで、周囲のチームに対し、また1歩抜け出せたのではないか。良い週末になることを期待したい」

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