来年1月6日放送、NHK総合「風の来た道」(後9・0)は、第30回創作テレビドラマ脚本懸賞公募(主催・日本放送作家協会)で最優秀賞を受賞した、林一臣の「風の息」のドラマ化。生活保護を受けて、香川県のとある町に暮らす、母と娘の心の葛藤(かっとう)と和解を描いていく。

 母の束縛を逃れ、自立しようともがき、音楽大学でフルートを学ぶ夢に向けて一歩踏み出す女子高生・瑞希を黒川芽衣、娘の旅立ちを傷つきながらも受け入れる母親・芳枝を石田えりが演じる。

 黒川は「出来上がった作品を自分で見て、うるうるしてしまいました。今回の役にはとても集中できて、今までで一番役に入り込めたと思います。親子のいがみ合いのシーンや、フルートを吹きながら涙を流すシーンは苦労しましたが、親離れしていく様子がうまく伝わればうれしいです」と、笑顔で語る。

 石田も「この作品で、私自身ひと皮むけて、人間的にも成長できた気がします。ロケ地の四国は空気がきれいで、時間の流れ方が違う。東京では作れない空気感がドラマに出ればいいですね」と満足そう。

 作者の林は「自分を育ててくれた故郷や、母親を置いて飛び出す娘。そんなことをしてはダメだと言いたいが、敢えてそうせざるを得ないその思いを伝えたいと願った作品です」と、ドラマ化の喜びを語っている。

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